ウェビナーとWEBミーティングの違いはどこ?双方の特徴を理解しよう!
「ウェビナーとWEBミーティングって何が違うの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。どちらも一見すると似ている点が多いので違いを見分けるのは難しいですよね。そこで、この記事ではウェビナーとWEBミーティング双方の特徴を抑えながら、ウェビナーの特徴について解説していきます。双方の特徴を理解したい方は、ぜひご一読ください。
ウェビナーとWEBミーティングの違いとは?
「そもそもウェビナーという言葉の意味が分からない」という方のために、まずはウェビナーの概要について解説していきます。
■ ウェビナーとは
「ウェビナー」とは、「ウェブ」と「セミナー」を組み合わせた造語であり、オンライン上で開催するセミナーのことを指す言葉です。WEBセミナーやオンラインセミナーと呼ばれることもあります。
従来では、セミナーを開催する際には開催規模に応じた会場を用意して、音響や照明といった機材の準備や当日の参加者対応、講義後の撤収作業など主催者側に大きな負担がかかるものでした。
しかし、近年のリモートワークの増加に伴い、ZoomをはじめとしたWEB会議システムなどの配信ツールが普及したことにより、オンライン上で手軽にセミナーが配信できるようになりました。
ウェビナーは会場の予約、準備、撤収の必要がなく主催者側にとって大幅なコスト削減につながり、セミナーの参加者も場所や時間に囚われず気軽に参加できることから、ウェビナーを積極的に活用する企業も増えています。
■ WEBミーティングとの違い
ウェビナーは主催者(配信者)側から視聴者に対して音声や映像を配信する特徴があり、チャット機能などを通して参加者とコミュニケーションが取れるものの、基本的には主催者側一方向からの発信が主体となります。
参加者はコンテンツの視聴をメインに行い、参加者同士で対話することもありません。そのため、ウェビナーは登壇者を招いた講演会や企業の会社説明会などのイベントの開催に向いているといえます。
一方、WEBミーティングは参加者全員が同じ画面や音声を共有できるため、それぞれが自由に発言しながら双方向でコミュニケーションを取ることが可能です。そのため、WEBミーティングは社内での打ち合わせや会議、1対1の面接や面談などに向いているといえるでしょう。
ウェビナーの主な配信形式
ウェビナーには、主に「リアルタイム配信」と「録画配信」と呼ばれる2つの配信スタイルが存在します。それぞれの特徴やメリットデメリットについてみていきましょう。
■ リアルタイム配信とは
「リアルタイム配信」とは、開催日時を参加者に事前に告知し、生放送で配信を行うライブ形式の配信スタイルです。チャットやアンケート機能を活用することで、参加者とリアルタイムでコミュニケーションを図れるといったメリットがあります。
講義中に生まれた質問をその場で回答できるなど生配信特有の臨場感が生まれる一方で、音声や映像の乱れなど機材トラブルや配信トラブルが発生することもあるので注意が必要です。
■ 録画配信とは
「録画配信」とは、事前に録画したセミナーなどの動画コンテンツを配信する形式です。リアルタイム配信とは異なり、参加者と直接コミュニケーションを取ることはできませんが、視聴者が任意のタイミングで動画を視聴することが可能です。
録画してある動画なので気になる内容の部分を一時停止したり巻き戻したりするなど、何度も動画を見返せることができるのも録画配信の大きなメリットといえるでしょう。
ウェビナーでできるのはどんな事?
ウェビナーを活用することによってどのようなことができるのでしょうか。ここでは、主なウェビナーの活用方法についてご紹介していきます。
■ オンラインイベントの開催
ウェビナーを活用することにより、会社説明会や講演会、研修などさまざまなイベントをオンライン上で開催できます。従来の対面で行うイベントの場合、会場の予約からイベント終了後の撤収作業に至るまで、主催者側に大きな負担がかかっていました。
しかし、ウェビナーを活用することでこれらの工程を必要とせずイベントが開催できるほか、大幅なコスト削減にもつながるため、ウェビナーに移行してイベントを開催する企業も増えています。
■ 商品・サービスのPR
ウェビナーを開催することによって、自社の商品やサービスをオンライン上で視聴者にプロモーションすることが可能です。自社の商品やサービスに関する詳細な情報や使い方をウェビナーで伝えることで、リードの獲得や顧客育成につなげることができます。
また、「新製品発表会」など大々的に謳ったイベントを行わずとも、商品に関連したテーマを題材としたウェビナーを開催するなどして構成を工夫することによって、より効果的にプロモーションを行うことも期待できます。
この記事では、ウェビナーとWEBミーティングの違い、ウェビナーの配信形式と活用方法について解説しました。社内外の打ち合わせやマンツーマンの面談に特化しているWEBミーティングに対し、ウェビナーは講演会などの主催者側から情報を発信するイベントの開催に向いています。
また、オフラインの対面式で行うセミナーよりも低コストで行えるほか、主催者と参加者の双方に大きなメリットがあるため、この機会にぜひウェビナーを導入してみてはいかがでしょうか。