スムーズな配信を行うにはどうすればいいの?具体的な解決策とは
近年、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で需要が高まっているのが、オンライン配信です。オンラインで動画を配信することで、対面でなくても多くの人と情報を共有できます。しかしこのオンライン配信で誰もがぶつかるのが、配信トラブルです。この記事では、そんな配信トラブルが起きる原因と対処法をご紹介します。
配信が止まる・動きが鈍くなる原因は!?
オンライン配信をしていると、配信が途中で止まってしまったり、動画の動きが鈍くなったりすることがあります。一体なぜ、このようなトラブルが起きてしまうのでしょうか?考えられる原因を見ていきましょう。
通信制限オーバー
オンライン配信をしているデバイスが、大手キャリアや格安SIMのタブレット・スマートフォンだった場合、通信制限があります。普段から頻繁にオンライン配信を行っていると、この通信制限がオーバーしてしまい、配信が止まったり動きが鈍くなったりする原因になるのです。
Wi-Fiの通信速度
Wi-Fiを利用してオンライン配信を行う場合、Wi-Fiの通信速度が大きく関係します。普段は通信速度に問題がなくても、Wi-Fiルーター周辺にWi-Fiを遮るものがあったり、つながりにくい時間帯だったりすると、配信トラブルが発生する可能性があるのです。
パソコンやタブレット、スマートフォンのスペック
オンライン配信をするパソコンやタブレット、スマートフォンのスペックが低いと、配信トラブルが起きやすくなります。
インターネット回線そのもの
インターネット回線そのものに原因があるケースもあります。たとえば、光回線ではないADSL回線を利用していると、オンライン配信が止まったり動きが鈍くなったりするのです。
配信ソフトの設定
オンライン配信をするデバイスやインターネット回線に問題がなくても、配信ソフトの設定によって配信トラブルが起こることがあります。
デバイスが熱を持つ
オンライン配信をするタブレットやスマートフォンが熱を持っていると、配信が止まったり動きが鈍くなったりします。
快適な配信を行うのに必要なものは?
オンライン配信でトラブルが起きる原因が分かりました。しかし、オンライン配信を見てくれている人のためにも、できるだけスムーズで快適な配信をしたいでしょう。そこでここからは、快適なオンライン配信を行うために必要なものをご紹介します。
光回線
オンライン配信を行うにあたり、光回線は必須です。ただし、光回線は光回線提供エリア内でしか利用できません。そのため、光回線に繋いでいないという方は、ご自身がいる地域が光回線提供エリアかどうか事前に確認しましょう。
スペックの高いデバイス
オンライン配信をスムーズにするためには、スペックの高いデバイスを用意しましょう。パソコンの場合は、CPUがCore i5以上、メモリは8GB、グラフィックボードはGeForce GTX 1650以上のスペックのモノがおすすめです。スマートフォンの場合は、iPhoneならiPhone11以上、容量は64GB以上のもの、AndroidならCPUがSnapdragon835以上、容量64GB以上のものがよいでしょう。
LANケーブル
インターネット回線の繋ぎ方として、無線と有線の2種類があります。オンライン配信で利用するなら、有線のほうがスムーズな配信ができます。そのため、有線でインターネット回線に繋ぐためのLANケーブルを用意しましょう。
冷却グッズ
オンライン配信をタブレットやスマートフォンで行う場合、デバイスが配信中に熱を持ってしまったときのために、冷却グッズを用意しておくと安心です。最近は、スマートフォン用の冷却グッズも販売されているので、事前にチェックしてみてください。
今困っている方必見!すぐにできる対処法
この記事を読んでいる方の中には、配信動画が止まってしまったり動きが鈍くなってしまったりするトラブルを今すぐ解決したいという方も多いでしょう。そんな、今困っている方のために、今すぐにできる対処法をご紹介します。
再読み込み・再起動
まずは、ブラウザの更新ボタンで再読み込みをしましょう。それでもトラブルが改善されない場合は、オンライン配信をしているデバイスを再起動するのがおすすめです。
動作中のソフトやアプリを停止する
オンライン配信中、バックグラウンドで動作中のソフトやアプリが多いと、配信トラブルが発生することがあります。スムーズな配信をするため、動作中のソフトやアプリは停止させておきましょう。
インターネット回線速度を確認する
インターネット回線の速度を確認しましょう。回線速度は「Googleスピードテスト」で簡単に調べられます。調べた結果、回線速度が遅いと判断されたら、無線で接続をしていた場合は有線に切り替えてください。
さらにデザリング・Bluetooth機能がオンになっている場合はオフにしましょう。また、デバイスがスマートフォンやタブレットだった場合、Wi-Fiを切ってみたり、キャリアの通信速度制限がオーバーしていたりしないかチェックしてください。
配信ソフトの設定を見直す
デバイスやインターネット回線に問題がない場合は、配信ソフトの設定を見直します。まず初めにやるべきは、ビットレートの設定です。配信トラブルが発生したときは、ビットレートを下げましょう。画質は悪くなってしまいますが、どこまで下げれば動画がスムーズに動くのかを確かめるため、まずは下げてください。また、配信ソフトの設定で「ネットワークの最適化」をするのも有効です。
まとめ
オンライン配信をスムーズに行うための方法をご紹介しました。せっかく準備をしたオンライン配信中にトラブルが起きると、配信側も視聴者側も、とても残念になるでしょう。有意義なオンライン配信にするためには、配信トラブルが起きないよう工夫することが大切です。また、もし今配信トラブルで困っている方がいたら、ご紹介した対処法をすぐに試してみてください。