ウェビナーで人気のテーマって何?どんなテーマが刺さるのか
テーマ選びはウェビナーの重要な要素になります。それだけに、アイデアの枯渇やマンネリ・テーマの決め方が分からないなど、テーマ選定に頭を悩ませているウェビナー担当者は少なくないでしょう。この記事では、ウェビナーのテーマとして人気があるものを紹介します。この記事を、有意義なウェビナーのためのテーマ選びに活用してください。
企業がウェビナーを行うメリット
テーマを決める前に、企業がウェビナーを行う理由や効果について考えてみましょう。企業がウェビナーを開催すると、主催側の企業・参加者双方にメリットがあります。
気軽に開催できる
対面のセミナーでは、場の手配のために、会場の選定・予約・設営・撤収など多くの業務や費用が発生していました。外部から講師を招く際にも、交通費や宿泊費などが発生する場合もありました。
ウェビナーは会場が必要ないため、開催の手間やコストを大幅に削減できます。主催側の負担が大きく軽減され、気軽に開催できるようになります。
幅広い層への訴求力を高める
対面でのセミナーでは、参加できる方は会場から近い方に限定されます。また、会場の収容人数を超える参加者を招くことができません。そのため、セミナーそのものに需要があっても拾いあげられる参加者には限りがありました。
その点ウェビナーは、講師・参加者ともにデバイスやインターネット環境があればどこからでも参加できるうえに、人数制限も大幅に緩和できるので、対面より多くの参加者に対して訴求できるようになっています。場合によっては、1,000人以上の参加者を招くことも可能です。
オンラインならではの活性化を図れる
ウェビナーはインターネットを通じて行うことから、とくに講師と参加者のコミュニケーション面で、対面よりも遅れを取るイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし、工夫次第で対面のセミナーよりも充実した内容にすることもできます。
ウェビナーの配信に使用するツールには、チャット・アンケートなどの機能が搭載されています。機能が整っているうえに、対面よりも気軽に発言ができる場合もあるので、インターネットならではの活発かつ実のあるやり取りが生まれることも期待可能です。
さらに、オンデマンド配信を活用すると繰り返し視聴できるようになるなど、参加者の理解を深める仕組みも整っています。
今人気があるウェビナーのテーマ
多くの企業で、さまざまなテーマでウェビナーが開催されています。数多くのウェビナーの中から参加者の目に留まるためには、参加者の気持ちを刺激するようなテーマが必要です。テーマ選びの方法としては、ウェビナーで人気のあるテーマから選ぶのも1つの方法です。
ビジネススキル・アフターコロナのテーマが人気
ウェビナー専門の情報サービス“ウェビナビ”の調査によると、ウェビナーの人気テーマはスキルアップ、経営・管理、コミュニケーションの3つが上位を占めています。後はマーケティング、人材と続き、ビジネスシーンで汎用性の高いテーマに人気が集まっていることがうかがえます。
ウィズコロナ・アフターコロナを視野に入れたテーマも注目度が高く、ウィズコロナ・アフターコロナの新しいビジネスや働き方に関心を示すユーザーも少なくありません。
プライベートへの関心も高まる
コロナ禍から続くテレワークは、世にニューノーマルの働き方を示しました。一方で、仕事とプライベートの切り分けが難しい・出社勤務にストレスを感じる人が増えるなどの問題に直面した人も少なくありませんでした。
新しいライフスタイルに対する不安やストレスから、心身の健康、とくにメンタルヘルスに関するテーマは注目度が高まっています。また語学、趣味といった、プライベートの充実を図るテーマについても人気が高まっていくと予想されます。
ターゲット層に合わせてテーマを決めよう!
ウェビナーを主催する企業によって、ターゲットとする参加者の層は異なるでしょう。テーマを決める際には、やみくもに人気のある話題を選ぶのではなく、ターゲット層を意識したテーマ選びを行うことが大切です。
たとえば、ビジネスパーソン向けには、起業・投資・文章力やコミュニケーションなどのビジネススキルを絡めたテーマがおすすめです。経営者向けであれば、売上を上げるための対策として、SEO・企業の態勢づくり・災害時などの安全管理などをテーマにウェビナーを開催する企業もあります。
また、一言でビジネスパーソン・経営者といっても、年齢層や性別によって関心事が異なるので、年齢層・性別などでさらに絞り込んでテーマを選ぶのもよいでしょう。女性であれば妊娠・出産、ファミリー層の働き手には教育費対策などのFPのセミナーに興味を向ける方も少なくありません。
ターゲット層を具体的に想定したうえで関心事を分析し、参加者に響くテーマを設定しましょう。
まとめ
ウェビナーは誰もが気軽に参加がしやすい反面、とくにターゲットを設けずに開催しても人の目にとまりにくくなる恐れがあります。集客するにはターゲット層の選定と、特定のターゲット層に刺さるテーマ選びが重要です。
一般的なトレンドを把握するとともに、年齢・性別・経営者・転職希望者向けなど、ターゲット層に合わせたテーマ設定をしましょう。