企業がオンライン配信を行ううえで大切なこととは
オンラインでのライブ配信はリアルタイムで配信している映像を見ることができ、SNSや動画サイトなどで近年さかんに配信されています。企業でも会社で今までは集まっていたイベントがオンラインで配信されたりするようになりました。
今回は企業がオンライン配信を行ううえで知っておくべきことについてご紹介します。
オンライン配信の強みとは
オンライン配信にはどのような強みがあるのでしょうか?詳しく解説します。
簡単に参加できる
オンライン配信はインターネットにつながっていればどこでも利用できます。スマホ、パソコン、タブレットなどさまざまな端末で見たり質問したりすることが可能。企業でオンライン配信を行う場合、従業員全員にウェブサイトやアプリの会員登録をさせるというのは面倒なものです。
最近のオンライン配信ができるプラットフォームは、主催者が参加者にURLを送ることで参加できるものが多く気軽に利用しやすくなっています。
簡単に参加できるのが近年の配信プラットフォームのメリットですが、社外で参加する人がいる場合は、公共の場などで見ないようルールを定めておくといった必要があるでしょう。
コミュニケーションを取りながら配信できる
オンラインライブ配信でなくても、動画を保存しておいて、それを配布することで研修を行ったり社内で情報を共有したりすることができます。しかし従業員ひとりひとりが閲覧するだけでは、内容を真面目に見ていない人、忙しくて放置している人などが発生します。
また従業員からの質問があってもすぐに答えることができません。
一方オンラインでリアルタイムな配信を行うと、参加者は主催者の説明を聞きつつチャットや通話で聞きたいことを質問できるので参加者の理解度を高めることができます。
また主催者側が参加者に質問を投げかけることで、配信の内容が伝わっているか確認することもできます。
せっかく配信を行っても主催者がただしゃべるだけのセミナーでは、録画したものを配信するのと変わりありません。主催者側がライブ配信のメリットを理解した上で活用する必要があるでしょう。
企業がオンライン配信を行う際によく利用しているツールとは
オンライン配信のツールはどのようなものがあるのでしょうか?詳しく解説します。
代表的なツール
・Zoom
・YouTube Live
・インスタライブ
利用方法によって使うツールを決めよう
オンライン配信を積極的に会社で行おうと考えているのであれば、配信ツールの特徴を知っておく必要があります。参加している人の顔が見られるもの、大人数が閲覧できるもの、無料のもの、有料のものなどツールによって特徴はさまざま。
ひとつのツールを利用するだけでは上手くやりたいこととマッチしない可能性もあるので、利用方法によってツールを使い分けするのがおすすめです。
準備が必要
ごく少人数でのミーティングなどに配信を利用する場合はスマホやパソコンなどがあれば配信可能です。大人数に向けて研修やセミナー、朝礼などを行う場合はカメラやマイクを用意することで画質や音質を高めることができます。映像が暗い場合はライトもあるとよいでしょう。
またオンライン配信を行う場合はインターネット回線の速度も重要です。
せっかく配信の時間を取ったのに、スムーズに映像が配信されない、音が聞こえない、しょっちゅう固まってしまうといったトラブルがあっては困りますよね。
リハーサルをしてトラブルなく配信できるようにしましょう。大掛かりな配信を行いたいけれど失敗できない…という場合は、オンライン配信をサポートしてくれる会社にサポートしてもらってもよいでしょう。
オンライン配信はどんなときに役立つ?
オンライン配信はどういったときに活用できるのでしょうか?詳しく解説します。
社内で活用する場合
社内で活用する場合は、研修やセミナー、ミーティングなどといったものに活用できます。大掛かりなものであれば社員総会など大人数なイベントもオンラインで行うことができます。感染症対策であまり大勢では集まれない、本社に人員を集めるのは経費がかかるので交通費を削減したいといった場合に役立ちます。
社外向けに活用する場合
社外向けに活用する場合は、取引先とのミーティングや挨拶といった簡単な顔合わせなどに使うことができます。取引先が遠いと時間も経費もかかってしまうので、効率よく仕事ができるようになります。大掛かりなものだと、株主総会をオンラインで実施するということもできるでしょう。
またオンラインでワークショップを行うといったアイディアも。ワークショップは自社の商品を購入してもらえるようアピールできれば売り上げにつながります。
大掛かりなイベントの場合は、たくさんリハーサルをして失敗のないように準備しておく、サポート会社にサポートしてもらうといった方法で成功させましょう。
まとめ
近年はSNSや動画サイトなどでオンライン配信が行われています。
インターネットを利用して仕事をするのが当たり前の世の中ですが、仕事に関する打ち合わせや研修、セミナーなどもオンライン配信する企業が増えてきました。
企業で配信を行う場合は、どんなツールがあるか、どんな機器を準備したらよいか、どんな活用の仕方があるかなどを担当者がきちんと理解しておくことが大切です。適当に配信を行ってしまうと、上手く配信できない、情報が漏洩してしまうといったトラブルが発生してしまう可能性もあります。
オンライン配信を行う場合は、担当者が知識と技術を身につけてから行うようにしましょう。