参加者が増えるかも?ウェビナーでゲスト・講師を呼ぶには?
ウェビナーの開催にあたり、外部のゲスト・講師に講演を依頼する方も少なくないでしょう。しかし、講師選びの基準や講師の探し方などに迷う方もいるかもしれません。ここでは、ウェビナーに呼ぶゲスト・講師の選び方や、呼ぶことによるメリットとデメリット、外部講師の依頼方法を解説します。ウェビナーを成功に導くための参考にしてください。
ウェビナーを成功させるにはゲスト・講師選びが重要!
同じテーマでウェビナーを開催しても、ゲストや講師によって会の充実度や満足度は変わってきます。呼ぶ講師によっては参加者が増える可能性もあるでしょう。ここでは、ウェビナーのゲスト・講師を選ぶ際のポイントを紹介します。
テーマに精通している
ウェビナーは内容がもっとも重要です。そのため、まずはテーマについて確かな知識を持っている講師を選ぶことを第一に考えましょう。
人前で話し慣れている
ウェビナーにおいては、参加者に分かりやすく知識を伝達することが大きな目的となっています。ゲストや講師は必ずしも話のプロとは限らず、全員がうまく話せるわけではありません。人前で話し慣れているゲスト・講師であれば参加者の理解を促し、有意義な会を開催できるでしょう。
また、場慣れしている人は不測の事態やさまざまな質問に臨機応変に対応できることも多く、参加者にも好印象を与えられる可能性があります。
話題性が高い
ネームバリューや、テーマに沿った実績のある人を講師に呼ぶのもおすすめです。話題性が高いため、講師として登壇するだけで参加者の注目度や関心を集め、集客力を高められます。
機材の扱いに強い講師
ウェビナーは配信用のパソコンやカメラ・マイクといった機材が必須です。ゲスト・講師も、配信時は自分で機材を扱う必要があります。
依頼した講師が機材の扱いに長けていれば、設定や操作に戸惑うことなくスムーズにウェビナーを開催できます。とくに、機材トラブルまで自力で対応できる人はゲスト・講師としてうってつけです。
ウェビナーにゲスト・講師を呼ぶメリット・デメリット
ここでは、ウェビナーにゲスト・講師を呼ぶメリットとデメリットについて解説します。メリット・デメリットの双方をしっかり把握し、ウェビナーを成功に導きましょう。
メリット
対面のセミナーであれば講師にも参加者にも会場まで移動してもらう必要がありますが、ウェビナーは講師側にも参加者側にも場所の制約がかかりません。そのため、会場の手配や設営といった手間や移動による時間のロスをなくし、かつさまざまな講師を呼ぶことで研修・セミナーの内容に広がりを持たせることができます。
気象災害による講師の遅刻・キャンセルも防げるため、遅延や中止などの心配もほとんどなくなります。コロナ禍のような、時勢のために一堂に会するのが難しい場合でも開催しやすい点もメリットです。
デメリット
デメリットとしては、ウェビナーはパソコンなどの機材やインターネット回線に依存するという点が考えられます。とくに配信環境による影響を強く受けるため、インターネット回線が不安定な場所で配信を行うと恐れがあります。配信に使う場所の回線が不安定な場合、場所は限定されるものの、主催側がスタジオなど回線の安定した場所を提供するなどの対策が可能です。
回線の問題にくわえて、パソコンやツールの扱いが不得手な講師・参加者の存在についても考慮する必要があります。対策としては、なるべく配信や参加が簡単なツールでウェビナーを配信するとよいでしょう。
また、対面のセミナーと比べて意見交換などのコミュニケーションがとりにくい傾向にあるという指摘もあります。しかし、現在はチャットツールや配信用ツールの機能が発達しているため、ウェビナーでも充分カバーできるようになっています。
ゲスト・講師を依頼するにはどうすればいいの?
ゲスト・講師に登壇を依頼する場合、依頼したい相手によって窓口が変わります。ゲスト・講師の依頼先には次のようなものがあります。
動画制作会社
動画制作会社の場合、サービス内容は会社によって異なりますが、動画の制作・配信以外にも講師のキャスティングを依頼することも可能です。講師のキャスティングを請け負っていない会社もある一方、キャスティング・ウェビナーの企画・配信などもまとめて請け負ってくれる会社もあります。
キャスティング会社
人材のキャスティングに特化している会社です。芸能プロダクションなどと提携していることもあり、講師の紹介だけでなくスケジューリングや送迎など、マネジメントも徹底しています。
著名人を招きたい場合にはおすすめですが、ゲスト・講師によっては費用が100万円以上かかるケースもあるため、予算を明確にして利用するとよいでしょう。
クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、求人と求職者をWeb上でマッチングするシステムです。クラウドソーシングサービスを通じて講師を募集することもできます。
希望する人材からの応募がない・応募者のスキルが足りないなど、マッチングがスムーズにいかないケースも見受けられますが、比較的安価で講師を獲得できる可能性があります。
個人に直接依頼
著名人やプロの講師など、個人に直接依頼することで、仲介の手数料を抑えることが可能です。ただし、キャスティング会社などと異なり、送迎や滞在・食事などの手配を依頼者側で行う場合もあります。
また、講師によって講演料に大きく差があるため、費用がかさむケースがあります。費用を抑えたい場合よりも、どうしてもお願いしたい講師がいる場合におすすめの方法です。
まとめ
ウェビナーを成功させるためには、テーマに関する理解が深く講師慣れしている人をゲスト・講師に呼ぶのがおすすめです。また、ウェビナーは講師・参加者ともに会場への移動が必要なくなる一方、機材やインターネット回線のトラブルに悩まされる恐れもあります。
スムーズに開催するためにも、誰もが簡単に配信・参加できるツールで行う・講師には機材の扱いに慣れた人を選ぶといった配慮も必要です。講師はさまざまな方法で探せますが、講師の人選が難航する場合はキャスティングのプロを頼るのも1つの方法です。